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位相差顕微鏡でチェック!お口の中に潜む細菌

こんにちは。
千川駅から徒歩1分の場所にある【千川駅前歯科】です。

歯周病は国民病とまでいわれるほど身近な疾患ではありますが、歯を失う最も多い原因であるとも報告され、予防が望まれています。

そこで注目なのが、歯周病検査です。お口の中に潜む細菌の種類や量を確認できるため、歯周病に対し適切なアプローチができるように、役立てられています。

しかし、まだまだ位相差顕微鏡を導入している歯科医院は少なく広く知られていない現状があるため、今回は位相差顕微鏡について、詳しくご紹介していきます。

 

位相差顕微鏡とは?

歯磨きが出来ていなかった時に歯面などに形成される歯垢(プラーク)は、細菌の塊です。

歯垢にはむし歯菌、歯周病菌をはじめ数十種類の細菌が潜んでいます。

歯周病の原因菌は空気を嫌い、歯と歯肉の間に存在する歯周ポケットの奥底に定着していきます。

歯周病検査では歯周ポケット内の歯垢を採取して、お口の中に潜む細菌の種類や量を視覚的に確認できる顕微鏡です。

患者さまにもお口の中の細菌を目で確認していただくため、モニターを活用して詳しくご説明しております。

 

位相差顕微鏡で行う歯周病検査

歯と歯肉の間に存在する歯周ポケットは健康な状態であれば1~2mm程度でありますが、歯周病が進行していくことで歯周ポケットはどんどん深くなっていき、最終的には7mm以上までになってしまいます。

歯周病検査ではこのポケットの深さの測定とともに、位相差顕微鏡を使用した検査を実施しております。

【位相差顕微鏡を使用した歯周病検査】
検査は4ステップで完了できるため、スムーズに実施できます。

1)歯周ポケット内の歯垢を採取します。
2)透明なガラスの板に採取した歯垢を置きます。
3)位相差顕微鏡にガラス板を設置
4)患者さまとモニターで細菌の種類や量を確認していきます。

 

出典:厚生労働省 歯周病罹患の現状と対策について 医政局歯科保健課 歯科口腔保健推進室 「歯を抜くに至った主な原因」
https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000779831.pdf

 

当院の位相差顕微鏡を使用した検査の特徴

お口の中に潜む細菌の種類の数や量をご自身で診ていただき、歯磨きや口腔ケアの必要性を再確認していただくためにも、定期的に位相差顕微鏡での検査を実施しております。

歯周病に罹患している患者さまはもちろんのこと、歯周病ではない患者さまであっても、将来歯周病になるリスクを把握できます。

ご興味ございました際には、お気軽にご相談ください。